ラクネルラ スエシカ
Lachnellula suecica ( de Bary ex Fuckel ) Nannf.
2013年5月 長野県蓼科高原 (採集 野N)
野Nさんが蓼科のカラマツの枯枝から6月の始めに採集したものです。 検鏡で子嚢の先端はヨードで陽性、子嚢胞子は球形で約4μm
 ヒナノチャワンタケ科のものである事は解るのですが、 Lachunum属 か Lachnellula属かは 大谷吉雄氏によると 外観では判定不能であるようである。 
@ Lachunum属:側糸が槍形、子嚢上部は円錐形、ヨード反応は  +
A Lachnellula属:側糸は糸状、子嚢上部は丸く、通常ヨード反の   は陰性、 しかし少数のものは陽性との記述があります。
   その数少ないものの一つでした。(子嚢の先端はヨード反応は陽    性)種名は Lachnellula suecica (和名なし)と思う。

5月末には未成熟で胞子の形が不鮮明でしたが2ヶ月養生してようやく形大きさなどが判るようになった。
 
 (文献):Fungi of Switzerland Vol 1